2009年2月28日土曜日

ロシナンテ社からのお願い

西宮冷蔵(株)へお力をお貸し下さい

西宮冷蔵(株)は、2002年1月、雪印食品の偽装牛肉を内部告発しました。結果、国交省により業務停止処分。その後、何とか業務再開するも神戸税関による保税蔵置許可は拒否されたまま。食肉業界が手を引いたのも大きいのですが、
「裏切りもの」への見せしめのような行政の対応はあまりにも露骨です。
水谷洋一社長は、「食の安全」を正面にすえた経営を志して頑張っています。ロシナンテ社ごとき貧乏会社では、何も応援できません。
何かいい知恵を出せる方は、水谷さんへお寄せください。神戸税関へデモでも掛けるとか、とにかく正直ものが割りを食うのは社会自身の不健全さを示していると思うのです。
連絡先
兵庫県西宮市西宮浜3-11-2 
電話 0796(35)1234
FAX 0796(35)1237
映画「ハダカの城」上映も是非、よろしくお願いします。

低周波音被害者救済へ

これまで置き去りにされてきた低周波音被害、風力発電の問題点の追及を本格化し、被害者の救済を実現しましょう。
ロシナンテ社では、この問題を三〇年以上、追及してきた汐見文隆さんの第3弾、風力発電問題、被害者の声などを集めて3冊、単行本を夏までに出版する予定です。この本を広めるためお力をお貸しください。よろしくお願いします。
行政、企業の責任とは、弱者を保護することです。エコ、自然エネルギーといえば、文句一つ言わせない。それはおかしい。
本来、エコロジー社会のエネルギーとは、共同体が管理できる技術でなくてはいけないはずです。今の風力発電は補助金漬けの金儲けの対象になっています。
エコキュートを始めとする低周波音被害は、その被害者の発生が、「一部の人」という偏見で押さえ込まれてきました。しかし確実に被害は広がっています。
ロシナンテ社はこの問題を少しでも広げていくよう頑張ります。
夏までに単行本を出します。広めるのにお力をお貸しください。

死刑制度を考えませんか
触法障害者の問題を考えてみませんか


死刑制度について昨年「月刊むすぶ」451号で取り組みました。亀井静香さんに手書きでお手紙を出しました。そうしたら原稿を送ってくださいました。ふーんと思いました。この問題は、いろんな立場の方々がちゃんと考えているんだなと思いました。少しでも死刑と言うテーマを多くの人に考えて欲しい。死んでしまえばそれでお終いです。人殺しは、絶対許されない犯罪です。しかし死刑制度で何が解決するのでしょうか。今年末には、このテーマで問題提起を単行本として計画しています。
犯罪を繰り返す障害を持つ人が、沢山いることを知りませんでした。池田小事件のような事件の度に、精神障害者のひとたちが、不安になるというお話はよく聞きました。一方、いろんな事情で軽微な犯罪を繰り返し、社会と刑務所を行き来するしかない。世間から見捨てられたような存在に気づかずにいました。犯罪と障害者、そんなテーマも少しずつ取り上げていきます。

もうすぐ春。過ごしやすくなってきます。
ゆったりと過ごしたいものですね。

2009年2月27日金曜日

ロシナンテ社から

もうすぐ春がそこまで来ています。この冬は、市内で氷が張るのを一度もみかけませんでした。温暖化の進行は間違いないようですね。
ロシナンテ社の前期(2007年8月~2008年7月)の収入は、「月刊むすぶ」の売り上げがほとんどを占めています。雑誌の売り上げが、月々約80万円。これが年間で900万円程度。それとこの間、アットワークスと組んで出してきた単行本で何とか210万円。あと他社の単行本などを販売して手数料として20万円程度。あとは、カンパ的なお金をいただだいてこれを広告収入として処理しています。これらがロシナンテ社の売り上げの全てです。合計約千二百万円。
これらのうち、単行本の売り上げの中には、アットワークスへ委託としてお願いしているものを売掛金として計上しています。書店での販売が中心です。売れた分を月々、入金してもらっています。さらに「月刊むすぶ」の売掛金も含まれています。つまり現金化されていないお金が含まれていることになります。
これに対して「月刊むすぶ」の印刷代が、約300万円。4冊単行本他を出しましたからこの費用が約260万円。他、お付き合いのため買取(7掛)で単行本を仕入れたりしています。合計590万円。
そして一般管理費と販売費等で約650万円が支出されています。この段階で差し引き約40万円の赤字です。ここに単行本を中心とした在庫を棚卸資産として120万円を計上しました。この他、ちょっとしたお手伝い、何かの集会やたまにお話しを頼まれて頂戴する収入があります。前期はそれらが。約17万円。他もろもろ償却等が、13万円ほどあります。さらに法人税等を差引きますから、純利益は62万円となります。
但し、売上の中に売掛金も含まれています。これが約150万円程度。それと棚卸資産は、あくまで品物です。売れないと現金にはなりません。これらを差引きすると約210万円が、現金として足りません。この不足分は、借入金で対処しています。
借入先は、私の個人的な人脈(長野県関係)と個人のカードローンです。
今期は、売上はほぼ前期と同じくらい。7月の期末までに、3冊程度の単行本の計画があります。とりあえず印刷代を中心に100万円程度の経費削減が見込まれます。他、前期では、原付バイク、パソコン等の購入等で約40万円を支出しました。これらの支出が今期はありません。他、もろもろ節約すれば、今期は前期よりは現金に余裕が生じると思います。

「月刊むすぶ」の売上の増加は中々、難しいと考えています。直接、集金する等で何とか最低限1200人程度の定期読者。そして他、単発での売上で月々、80万円程度はお金になります。
ロシナンテ的ネットワークが、これからどのように変化するか分かりかねる要素はありますが、もうひとつの「生き方」を実践的に表現し続けることで、一定の支持はいただけると思います。
この夏でロシナンテ社は39年です。その蓄積にはそれなりのものがあると思います。その回路を使い、単行本等も流通させていくことは可能です。とにかくこのネットワーカーを社会に定着した文化として根付かすことができれば幸いです。
 お力をお貸しくださいませ。
(しかた さとし)

2009年2月26日木曜日

ロシナンテ業務日誌

ロシナンテ業務日誌

2月8日 世間は日曜日。7時55分起床。
ヨーグルト、食パン1枚、コーヒー。八時半から仕事開始。まず仕事場の整理、片付けから始める。ここ数日、整理整頓が疎かになっていた。松場さんのテープ起こし。15時、市内集金。原付バイク。寒い。途中、図書館で新聞を読む。買うともったいないので図書館をなるべく利用する。朝日、読売、京都と1時間かけて目を通す。18時帰社。3軒回って1軒集金。毎年1回、お顔をあわせる方もいる。お元気そうでなりより。事務作業の残りを片付けて21時終了。
2月9日 最近、起きるのが遅い。まあ職住一致だから朝に余裕があるのが嬉しい。
8時半仕事開始。吉田さんから電話。自費出版の問い合わせ。遺伝子組み換え問題事務局より電話。集会での書籍販売あんまりスペースないそうだ。テープ起こしの続きをやる。
昼前に出かける。目的地は西宮冷蔵。夕方から宴会のお誘い。途中、2軒、集金。
夕方5時阪神西宮着。水谷さんみずから出迎えいただく。恐縮。水谷さん、相変らず茶髪。ボクより5つ年上だけどお若い。元気な人だ。
西宮冷蔵では、その日の仕事が一通り終わり社員の皆さんがのんびりしていた。しばし雑談。息子・甲太郎さん、他社員三人と近くの銭湯。1時間ほどのんびりとする。
水谷さんとの出会いは、内部告発の特集をしたとき、富山の串岡さん、大鵬薬品労組以外に、誰かいないかと考えていた。
たまたま目にした日刊ゲンダイに水谷さんが紹介されていた。とにかく西宮へ出かける。阪神西宮。公衆電話を探す。104。電話番号を聞く。電話する。携帯も持っている。電波状態が悪いと切れるときがある。だから公衆電話。
「日刊ゲンダイで見ました。「月刊むすぶ」という雑誌を出しています。実は近くにいるんです」
「是非、来てください」
タクシーで会社まで行く。
この辺、ボクも結構、強引なんだが、それに気軽に応える水谷さんも邪心のない人だ。さすが元高校球児。そんな水谷さんとも7年くらいのお付き合いになる。ビラまきも手伝った。座り込んでいる梅田の陸橋へも出かけた。そんな西宮冷蔵で宴会。今回は会社の事務所でなべ。
風呂か戻ると水谷さんがもう一人お客さんを連れて来ていた。ぺんぎんぺり館の大田さん。うちの読者だ。「芦屋の支援者も来ます」と水谷さんが言っていた。女性だという。ひょっとしたら・・・。大田さんだった。
社員はほとんど若い人。とにかく水谷社長を慕って仕事をしている。売上が一向に元に戻らない。正直、明日の不安は一杯。既婚者の社員には、子供さんもいる。それでも西宮冷蔵で働くことを望んでいる。凄いと思う。水谷さんの人間的な魅力だろう。すくなくともボクにはそんなものはまずない。なべも終わり。
「実は私再婚しました。新しい子供が3人増えました」とTシャツに写る新しい家族を紹介してくれる。「彼女は沖永良部島出身です。たまたま銭湯帰りに入ったスナックで知り合いました。実の娘の一人が障害者です。新しい嫁も実は足が悪いですわ」明日をも知れぬ会社の社長は、現在、六人の子持ち。やっぱり国家権力と闘う人は違う。
この後、水谷社長、甲太郎さん以下社員2名。大田さん、ボクでそのスナックへ。水谷さんは、森昌子の越冬ツバメを熱唱していた。