2008年2月14日木曜日

日の丸・君が代の集会

 2月11日、大阪で日の丸・君が代の集会。
 本を売る。参加者は年配者が多い。48歳のボクが若い方。集会自体あまり宣伝していないから無理もない。時代の空気がドンドン戦前回帰といわれる。でもボクらはどれだけ発信をしてきたのか。進歩的とか左翼とかリベラルとか言われてちっぽけな自尊心を満足させているのではなかろうか。
 ある公立中学校の卒業式で不起立の教師がいる。それを咎める関係者。そして後ろのほうでザワザワおしゃべりする子供たち。この場合、子供たちが一番、正気ではないかと思ってしまう。
 日の丸・君が代を押し付ける教育委員会や管理職が、間違っているのはよくわかる。ボクは日の丸・君が代は、民衆を「国家」に縛り付けるための道具である。そしてそれらが、侵略戦争の象徴であることは事実だと確信している。
 だから日の丸や君が代は拒否すべきものであると考えている。
 しかし・・・ザワザワしている子供たちがどうしても気になる。
 市民運動全体に言えることは、その視線は決して優しくない。自己満足のためにがんばっている?
 それなら自己満足を突っ切って「自己実現」「自己表現」のためともっともっと自覚したらどうだろう。

2008年2月5日火曜日

食のグローバリズム

 中国で製造された冷凍餃子に猛毒の餃子が含まれていて被害者が出て連日マスコミが大騒ぎしています。少なくとも死者が出ていないことが幸いです。
 しかし気になるのが、中国が悪い!の声のオンパレード。
 日頃、グローバル化を喧伝しているメディアは、一方で「日本は・・・」とせせこましいナショナリズムに陥っているようでなりません。この事件が私たちへの食について警鐘を鳴らしてくれたのだから、これを機会に「食のグローバリズム」から抜け出すために食べ物についてもう一度考えてみては如何でしょうか。
 しかし、「中国の食品衛生は貧困だ!」「ここではっきり主張しないと中国になめられる」などの意見を社会の木鐸であるマスコミが垂れ流していいのでしょうか?
 ロシナンテ社は、38年目の冬を過ごしています。正直、お金が厳しいです。是非、お力をお貸しください。よろしくお願いします。

2008年2月1日金曜日

むすぶ~自治・ひと・くらし~

 ロシナンテ社は1970年、「月刊地域闘争」(いまは「月刊むすぶ~自治・ひと・くらし~」を出すことを仕事としてスタートしました。当時、各地で公害問題などの環境破壊、自然破壊が蔓延していました。そんな現実に声を上げ始めた住民が、相互交流する場としてこの雑誌は誕生しました。
 大阪府知事に橋下さんというタレント・弁護士の人が当選しました。選挙告示直前に立候補。まあ対抗馬もぱっとしないから毎日のようにテレビに出ている人が当選するのは当たり前かもしれません。
 ということは「有名」でないとアカンのでしょうか?
 住民運動、市民運動、いろんなNPO活動に参加する人たちはほとんど無名。でも自分の意見は言いたい!これ人情。テレビを中心とするメディアの世界は変?地域の、政治の決定に直接参加したい。これは当たり前の感情。そんな平場・現場の声を集めるのが、ロシナンテ社=「月刊むすぶ~自治・ひと・くらし~」です。