2009年4月24日金曜日

4・12愛宕山大集会アピール

 本日の大集会は、愛宕山に米軍住宅も米軍施設もいらない!の1点の目的を貫くために、愛宕山を守る会・多くの市民団体が参加している「連絡協議会」が、急遽実行委員会を結成し準備してきました。短期間の取り組みでしたが、一昨年12月の国の仕打ちに『怒りの1万人集会』に続く集会として、立派に成功しました。
 米軍再編によって厚木基地の艦載機が移転して来れば、岩国基地は極東最大の基地となります。移転に伴う米兵および家族4千人、家族住宅は1500戸必要と言われています。国は広大な愛宕山開発を米軍住宅の有力な候補地として、買い取りに水面下で動いています。
市民は滑走路沖合移設工事は爆音軽減、安全のための工事であり。埋め立てのための土砂を愛宕山から搬出しその跡地に市民のための夢のある街づくり、住宅を作るならと協力し、周辺住民は工事による振動、粉塵に耐えてきました。鎮守の森が削り取られるのにも目をつむってきました。
この思いを踏みにじるように、土砂搬出工事が終わると「愛宕山の住宅地は売れない」「地価の下落で採算が取れない」「赤字になる」という理由で販売の努力ひとつせず、愛宕山開発を中止しました。県・市は赤字解消のために跡地を国に売却するとしています。『愛宕山を守る会』や『連絡協議会』が進めた、「愛宕山に米軍住宅はいらない」の署名は岩国市内で5万、全国合わせて11万を超える大きな運動になりました。
県知事も市長も米軍住宅ありきでは国に売らないといわざるを得ない状況を作り出しています。一方、艦載機受入れ容認派は言葉巧みに、日米で共同使用できる施設の建設を主張し、愛宕山を米軍に提供する署名を行っています。
私たちは生活を脅かす愛宕山への米軍住宅、市民の財産を奪う米軍住宅施設に強く反対し、愛宕山開発が米軍のためでなく、岩国市民のために有効に使われることを強く訴えます。神奈川・沖縄・岩国、そして全国の運動と手を携えて、米軍住宅も米軍施設も作らせないため、さらに運動を強めて行くことを決いします。
2009年4月12日

4・12愛宕山大集会参加者一同

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